どういたしまして。

►2007/01/23 10:00 

中国に来てまもない頃、中国人と一言二言会話をする度に
ムッとしていた彼らの習慣がある。

こちらに来たばかりの頃は中国人の知り合いなどいるはずもなく、
片言の中国語でやりとりをする人と言えば
もっぱら店の店員タクシーの運転手だった。

たとえば店員に『あの、○○はありますか?』と、
たとえばタクシーの運転手に『○○ビルまでお願いします。』と言ったとする。
すると大抵の場合の第一声は
店員は『は?なんて?』
タクシーの運転手は『は?(なんて?)○○ビル??』と聞き返してくるのだ。

聞こえていても、確認のためにもう一度聞きなおす(言い直す)というのは
彼らの当たり前の習慣だということが後になってから分った。
その言い方が日本人としてはそっけなく感じるためか、
まるで『は?なんて?そんなもんねえよ。んあ?』としか聞こえない。
眉間にしわをよせて言われるとなおさらだ。

慣れればなんてこともないのだが、
最初はけっこういや~な気分になっていた。

そういう、何度同じ目にあっても慣れない習慣の他に、
ちょっとだけいい気分にさせてくれる、
結構気に入っている彼らの習慣
もある。

それは、どんな状況下でも
『謝謝(ありがとう)』と言えば、無条件反射のごとく
『不用(いえいえ)』と返してくれる
ことだ。

市場で店主と半分ケンカの値切り交渉成立後、
店主が『くっそぉー。このドケチ日本人!』というあから様な
顔をしていたとしても、こちらが『ありがとう。というと
ぶすっとしていても『どういたしまして。』と帰ってくるのだ。

タクシーのがらの悪い運転手は、『○○ホテルまで』と行き先を伝えても、
返事さえしてくれなかったりする。
しかしそんな彼でも、会計を済ませて降りる時に『ありがとう。』と言えば
『どういたしまして。』と返してくるのだ。
大抵の場合、聞き取れないくらいのぶっきらぼうさだが、
ほぼ100%に近い確率で返ってくる。

だから、どんな時も『ありがとう。』の言葉をかかさないようにしている。

ありがとう、という意味の言葉は万国共通いい言葉だな、と思う。


ちなみに・・・・

『どういたしまして。』という言葉はすっと出てくるようだが、
なかなか『ありがとう。』という言葉は出てこないらしい。
エレベーターで「開」ボタンを押して待っていてあげても、
順番をゆずってあげても
『ありがとう。』の言葉がなかなか聴けない。

『ありがとう』より『どういたしまして。』が条件反射的に出てくるって・・・。
やっぱり中国人っておもしろい。

テーマ : 中国 - ジャンル : 海外情報

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コメント

私も同感です。
なれない国で暮らすと日本との違いばかり気になって、ストレスがたまる事が多いけど、日本には無い良い習慣もたくさんありますよね。
ところで、中国人は「謝謝」は一度言えばおしまいで、「対不起」は何度でもいうそうです。日本人は逆で「ありがとう」は何度も言うけど「ごめんなさい」はその時だけが多いとか。
同じ漢字の「謝」でも感謝と陳謝の違い、国柄なのかな~。


No:175 2007/01/24 10:13 | 華ちゃん #-URL[ 編集 ]

華ちゃん へ

≪中国人は「謝謝」は一度言えばおしまいで、「対不起」は何度でもいうそうです。日本人は逆で「ありがとう」は何度も言うけど「ごめんなさい」はその時だけが多い≫というような様々な認識の違いをお互いに理解し合わないと、中国と日本はいつまでたっても「近くて遠い国」のままですよね。


No:176 2007/01/24 23:44 | もろあい #-URL編集 ]

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