入社後研修

►2010/09/08 23:49 

大学を卒業して新卒入社した
新入社員時代の話。
前回のつづき。


会社は住宅系設備機器のメーカーだった。
配属先はショールーム。
同期全員が建築系とは無縁の学部を卒業していた。

入社してから、一から建築の勉強を仕込まれた。
家をつくる柱一本一本の名称や、難しい建築用語、
膨大な商品の名前や特徴、
言葉遣いやマナー、3000坪以上あるばかでかいショールーム内にある
商品の展示場所と内容、
その他、プランニングに見積作成まで

覚えることはびっくりするくらいにあった。

商品の数は膨大で、電話帳サイズのカタログがいったい何冊もあるのか??
という感じだった。

覚えても覚えても、フルモデルチェンジ、マイナーチェンジ、
機種追加、など常に勉強が必要だった。

いやぁ、大学受験の時なみに勉強した。


しかし大学受験の時よりも楽しかった。
なぜ勉強しなければならないのか、
何のために覚えなければならないのか、
というのが明確だったからかもしれない。

覚えたことが即生きた知識として使えるのが楽しかった。

勉強だけでみれば苦しかったが、
助け合える同期がいたおかげでそんなに苦にならなかった。

大学受験時代に睡魔と闘いながら息苦しいほどに勉強したことに比べれば
ラクショーだった。

高校からストレートで大学へ入った子達は
久しぶりの猛勉強にとまどっていたみたいだが
私はそれほど大変には思わなかった。

どんなに大変なことがあっても、当時のことを思えば
「あれに比べれば・・」と乗り越えられた。

最近は、子供が厳しい受験戦争に立ち向かわなくていいように
中学から大学までストレートに通えるところへ入学させたり、
高校も大学もほとんどが推薦で入れる時代らしい。

根性や忍耐力を磨くというのは古い考えかもしれないが、
ひとつの経験として受験勉強に没頭するのもいいんじゃなかと思っている。

将来の世の中の流れがどうなっているかもしれにが、
姫がそれに耐えうる精神力をもってさえいれば、
チャレンジすることに賛成してもいいかなって思っている。




膨大な知識を頭にうめこむのも大変だったが、
関西地区の方言に慣れるのも結構大変だった。
当たり前の様に使っていた言葉が方言だと分かったり。


ロールプレイで、
 『こちらが先ほどのグレーよりも
ワントーンこゆくなったグレーです。』なんて言ったら、

 『こゆくなったって【濃く】なったってこと?
方言だから、ここ(関西)だと通じないかもしれないから
使わないように。』と指摘された。

入社するまで「ほうきで掃く」は、ずっと
「ほうきではわく」と言っていた。
まさか「はわく」が方言だとは思わなくて衝撃を受けたのを覚えている。





お客さんに、「これほかしとって。」と渡されたオムツ。
もちろん使用済み。

「ほかす」というのが「捨てる」だと一瞬思いつかなくて
これ・・・どうしろって言った? 保管するってこと??
でも、オムツだから捨てろってことだたのかしら??と
念ために先輩に確認したこともあった。


電子レンジを案内している時にお客さんに
『これ、つぶれたらどうなるの?』と聞かれた。

【つぶれる=ぺっしゃんこになる】と思い、
【つぶれる=故障する】とは思いつきもしなかった。

そこで自信満々で
 『つぶれる・・ですか?
つぶれるようなことはございません。』と答えてしまった。

その後のやりとりですぐ意味がわかって
故障した場合は・・・と説明したんだけど。

このショールームは大きかったので
大阪近隣だけでなく、和歌山や中国四国地方の方からも来客があった。
エリアごとに担当制があったので
全エリアを常時担当することはなかったが、
なかなか苦労した。

不思議な言葉にも遭遇した。

和歌山のお客様が、文中や最後で「しか」という言葉をくっつけて話していた。

『どっちの色がいいかしら。うん、これしかいいね。』
『うん、これしか。』
(↑もしかしたら使い方間違ってるかも。もはや記憶があやふやなもので)

「しか」って「が」ってこと?? 「しか」ってなくてもよくない?
といつも思っていた。


大阪のお客さんと京都のお客さんのカラーの違いにも驚いた。

不満あがあると
大阪のお客さんは直接文句を言ってくるが、
京都のお客さんはにっこり笑って帰り、
後日クレームを言ってきたりする。

和歌山などの田舎はびっくりするくらいの大きな家が多く、
大阪の都市部は横の幅がかなり狭い都市型3階建てが多かった。

大阪都市部はシャッターや雨戸を防犯がメインで取り付け、
近畿南部は台風対策で取り付ける。
が、北陸地方は凍り付いて開け閉め出来ないので取り付けない。


方言や県民性に地域性、本当に様々で勉強になった。




いやぁ、この時の生活を考えると、最近ほんとに頭使ってない。
特に“記憶”という作業をしていない。
ボケ防止に何かやらないとなぁ。

漢字検定でも受けてみようかなって思ってるんだけど
いきなりハードル高いかな??


テーマ : なんとなく書きたいこと。。 - ジャンル : 日記

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コメント

主婦やってると、頭使わないですよね。あんまり。
暗記力は年々衰えてるなあと思います。
漢字検定、いいですよね。
ただ、受験料、高いんじゃなかったですっけ?!
DSとかでお勉強してたほうが安いのかなぁ。


No:2496 2010/09/12 20:44 | あきぼ #-URL[ 編集 ]

あきぼ さんへ

検定料は2級で3500円、準2級で1800円くらいでした。私はそんな資格受験をしたことがないので高いかどうかはわからないんですが。
ただの頭のトレーニングだったらDSのソフトを買うほうがいいかもしれませんね。
私は<~日までに!>っていう納期がないとお尻に火がつかないもんで受験しようかと思っているんです。


No:2499 2010/09/17 00:17 | もろあい #-URL[ 編集 ]

職種はそれぞれでも、みんなやっぱりものすごく勉強してるんですよね~
もろあいさん、建築関係にお詳しいなんて!
知識をわけていただきたいです。
最近、マイホーム計画の話が出てきて、展示場にも行ってみたりもするのですが、どこのHMも全部よくみえてしまうし、営業さんの話を聞けば、別のHMの営業さんと正反対のことを言われても、それぞれのところで納得してしまうので、何がいいのか悪いのか全然わかりません^^;
素人ながらにもっと勉強しなくちゃと思うのですが、なかなかね・・・^^;

方言。おもしろいですよね~
私も夫の地域の方言が何となく身についてきてしまったような気がします^^;
もろあいさんは、大阪にいるとき、関西弁にはならなかったですか?
なんか、大阪弁はすぐにうつるけど、もともと大阪弁の人は他の方言や標準語にはあんまりならないというようなことをいつだかTVかなんかで見ました。
わかる気がしたのですが。


No:2500 2010/09/17 15:57 | ここママ☆ #Xlf.8pIUURL[ 編集 ]

ここママ☆ さんへ

いやいや、ここママ☆さんの医療知識に比べたら。(あれ、違ったっけ??)
在職中に、おそらく家の図面は少なくとも2000は見ていると思います。知識もそれなりに付き、目も肥えました。

・・・が、現実を知ってしまっているだけにあまり夢を見られなさそうです。どれくらの予算でどれくらいのものが装備されるってわかっちゃうもので。
ま、ぼったくられたりする心配はないんですけどね。

一生のお買い物ですから、ゆっくりじっくり楽しんで納得のいく家作りをしてくださいな^^


大阪にいる時も私は同郷の人達と一緒にいたので、
「~~けん」とか「~~たい」などの語尾につく博多弁は全く抜けませんでした。
ただ、イントネーションが・・。

大阪では「なかなか博多弁抜けないね~」なんて言われてたんですけど、地元に戻ったら「こてこての関西弁だわ」って言われちゃいました。


No:2503 2010/09/17 23:10 |  もろあい #-URL[ 編集 ]

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