言い訳的な「買った」ワケ、「買いたい」ワケ

►2011/01/12 23:13 

うちの父は極端な言い方をすれば
「節約・貯蓄=美」「消費欲=悪」という概念をもっている人。
私はそんな家庭で約30年育ってきた。

その他、「ハンバーグ=歯が弱くなる。」「テレビゲーム=目が悪くなる」
「マンガ=想像力が低下する」「コーラ=歯が溶ける」など
なかなか極論ともいえるモットーを展開されながら育った。

父はまだ還暦。いったいいつの世代??という感じ。


我が家には、ファミコンやその世代が欲しがる機器類がもたらされることはなく、
私達姉妹はオセロやトランプ、お人形あそびなどで過ごす完全アナログっ子。

『○○が欲しいなー。』と言えば
『よそはよそ。うちはうち。』と一蹴された。
そしてその後は
『世の中にはお腹がすいても食べられない子達が・・』と
いつもアフリカ難民の子達が引き合いに出された説教がついてきた。

しかし、何も与えてもらえなかった訳ではなく、
お年玉から一部使って好きなものを買ったり、
誕生プレゼントやクリスマスには親の許容範囲の中で欲しいものを買ってもらえた。

本や参考書等の勉強関係や、
創造性を高めそうなアナログ系のおもちゃは問題なく買ってもらえた。

要するに、買う買わないの基準はすべて
(子供にとっては)厳しい父基準をクリアしたものでなければならなかった。

小・中の時は随分と我慢した覚えがある。
討論好きの父を説得出来るだけの力もなく、
・・・』と我慢したものだった。

段々大きくなると、
「どうせ買ってもらえないし、説得も出来ないし」と
割と早めに諦めの境地に入った。

それが高校生くらいになると、
うまく説得する術を少しずつ身につけられるようになってきた。


欲しいものがあったとする。
それを
 『お父さん、○○が欲しいんだけど。買ってー。』と「買って」という言葉が先にくれば
 『ンーNO!(←なぜか時々英語になる)』と必ず却下された。

しかし、
 『お父さん、実は▲▲にむけて○○が欲しくって、
 半年前からお小遣いを節約して少しずつ貯めてたんだけど、
 まだ目標額にあと5000円足りなくて・・。
 ▲▲が迫ってるから少し援助してくれない?』と言えば、

努力の跡が見え隠れするからか、

 『そうか、そうか。頑張ったな。そういうことなら・・』と
スムーズにもらえた。


この作戦がうまくいくことに味をしめ、
父を説得する際は金銭が絡まなくても結構この作戦でいくことにした。

 『今度の定期演奏会に向けて毎日練習に励んでるんだけど・・・』と

背景の話から始まり、

 『ほう、ほう。』とか『ほう~。もろあいも頑張ってるな。うん。』とか
“イイ”反応が出始めたら、ココダ!

 『実はね。。』と本題(お願い)に入る。

すると、

 『そうか、そうか。そりゃあ頑張ってるからな、云々かんぬん』と

お許しが出る。


これを10年15年やっていくうちに、完全に身に染みてしまい、
実家を巣立った今もこの言い訳じみた解説が抜けない。


旦那に
 『年末にむけて、今年は早めに大掃除を始めたんだけど・・』と
普段の掃除のやり方とか、その日に掃除をしたところとか、
最近人気の掃除道具とかまわりくどく話すこと10分。。。

 『でさ、2年前から欲しいって言っていたスチームモップの
コンパクトサイズのハンディが出たんだ。
どうかな、年末の大掃除前で売り出しに出てるんだけど・・』と切り出したら、

 『 今までの話って掃除にまつわる雑談じゃなくって、
すべてが「買ってもいい?」というフレーズにつながっていくわけ?
相変わらずまわりくど!

だってしょうがないじゃん、15年で染み付いた癖は数年じゃ抜けないんだって。




旦那は「欲しい」と相談すると「買えば」と即言う。
「いいなー」程度でも「買えばいい」と言う。

 『買えばって、そんな簡単に言わないで。そんなお金がどこにあるっていうの?』
 『そう、じゃ買わなきゃいい。』
 『そうんだけどさー。でもいいなーって思って。』
 『じゃあ買えば?』
 『だからぁ、お金ないんだって。』

といういう内容の堂々巡り。

旦那いわく、買えばといっても、私が貯蓄を崩したり借金してまで買う暴挙に出たりしないし
買える範囲でしか買わないのは分かっているから「買えば」というらしい。

「買えば」は「あなたが買える、買っても家計に支障が出ないと判断したならば買えば」という
信頼の証でもあった。


欲しいものがあっても反対されない、というのは分かっているのに
やっぱり抜けない上記のクセ。


バーゲンで衝動買いした後も、
 『今日妹と天神に行ってきたんだけど、ウンタラカンタラ・・・。
 春あたりに○○ちゃんの結婚式があるからさぁ、
 で、これね、安かったから買っちゃった。』と、

消費欲(悪)を満たしてしまった行動を正当化させようとする
言い訳を長々と言ってしまう。もう、それは懺悔のように。

その必要はないのに(苦笑)

 『クックック・・。相変わらず長いねー。
 今日、天神に行ったらかわいいドレスがあったから衝動買いしちゃった、
 春には○○ちゃんの結婚式があるからいいでしょ?くらいでまとめられない?』
とその時はそう言われた。

あ・・またやっちゃった、という感じ。



この気持ち、母と私達姉妹しかわからないだろうなー。
東京にいる叔母様にならわかってもらえるかしら??

ちなみに次女もこのクセが抜けなくて旦那さんに指摘されたって言ってた気がする。


父のネタはつきないのだが今回はこのへんで。

テーマ : 雑記 - ジャンル : 日記

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コメント

うちの親は子供には理由無視で『ダメ!』と言うくせに、親たちは自分の欲望の赴くままだったような気がします。
特に父!!子供の成長に合わせて、欲望も成長し、、、子供を言い訳に使うようになってましたよ。
例えば、私が教習所の入所手続きをしてくると『車を買いに行こう!』と、ディーラーに引きずって行き、いそいそ車を選ぶ。営業の人は『お嬢さんなら・・・』って言うのに完全無視。
対外的には事故に遭っても娘が怪我が最小限で済むという理由らしいけど、自分の遊ぶ車を買い足しただけ。私がもらったのは、スペアーキー。しかし・・・車の鍵はあっても、駐車場の鍵は、父管理。
言い出したらキリがないほど、あります…。

子供に我慢させるなら、お前が我慢しろ!と、何度言ったことか…


No:2592 2011/01/13 21:09 | ゆき珠 #nmxoCd6AURL[ 編集 ]

ゆき珠 さんへ

まぁ、まぁ、落ち着いて、落ち着いて。
ゆき珠さんの鼻息が聞こえてきます(笑)

ゆき珠さんのお父様もなかなか強烈なキャラクターですね。
うちの父は「節約=美」を自分でも実践していたので、
何度も修理をしながら古いものをずっと使ったり、新しいものにくいつくってことはありませんでした。

ゆき珠さんのお父様のタイプも困りものですが、うちの父のようなタイプも困りましたよ。
父が率先して質素倹約を旨とし・・でしたから、
購買活動がしにくくてしにくくて。

お互い苦労しましたね^^;


No:2593 2011/01/16 23:51 | もろあい #-URL編集 ]

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